今やドラマや映画にひっぱりだこの若手俳優・鈴鹿央士(すずか おうじ)さん。
透き通るような存在感と繊細な演技力で、観る人の心を引き込む彼ですが、その原点はどこにあるのでしょうか?今回は、鈴鹿央士さんの幼少期から芸能界デビューに至るまでの道のりをたどってみます。



岡山県で育った純朴な少年時代
鈴鹿央士さんは、2000年1月11日生まれの25歳。
出身地は岡山県岡山市です。
身長178cm、血液型O型。
岡山県岡山市立上南中学校卒業、
お兄さんの影響で同じ学校の岡山県立西大寺高等学校へ進学。
2018年4月國學院大學、文学部・外国文化学科に入学。
2022年3月に卒業しました。
のんびりとした自然に囲まれた環境の中で育ち、家族や友人たちと穏やかな日々を過ごしていたそうです。
幼少期から勉強もスポーツもよくできるタイプで、中学・高校と文武両道の優等生。
その一方で、どこか「人と違う感性」を持っていたとも言われています。
友達との会話の中に“人を楽しませること”を自然と選んでいた彼。
今の俳優としての感性は、この頃から育まれていたのかもしれません。

人生を変えた「広瀬すずとの出会い」
芸能界への道を大きく動かしたのは、高校2年生のとき。
広瀬すずさん主演の映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』のロケが、鈴鹿さんの通う高校で行われたことがきっかけでした。
エキストラとして撮影に参加していた鈴鹿さんに、広瀬すずさんの目が留まり、「あの子、スタイルがよくて目を引く」と、マネージャーに推薦。
広瀬さんの所属事務所(フォスター)から声がかかり、スカウトされることになったのです。
地元の岡山から上京するという決断は、当時の彼にとって大きなチャレンジだったはずですが、夢に向かって一歩踏み出す勇気を持っていたのは、彼の内に秘めた「表現したい」という情熱があったからこそでしょう。

芸名「鈴鹿央士」に込められた想い
デビューにあたり、「鈴鹿央士」という名前は、本名ではなく芸名。
実は、この名前の「鈴」は、広瀬すずさんへの感謝とリスペクトを込めて名付けたのだとか。
「自分の人生を変えてくれた人への思いを、名前に残したい」——そんな想いからつけられた名前に、彼のまっすぐな人柄が表れています。

そして芸能界デビューへ
2018年、高校卒業と同時に本格的に芸能活動をスタート。
同年、「MEN’S NON-NO」の専属モデルに選ばれ、翌年には映画『蜜蜂と遠雷』で俳優デビューを果たしました。
同作ではピアノの天才少年役という難しい役どころに挑戦し、第44回報知映画賞・新人賞をはじめ、数々の新人賞を受賞。鮮烈なデビューを飾りました。

鈴鹿央士の家族構成
鈴鹿央士さんは、両親と兄の4人家族で育ちました。
出身は岡山県岡山市。
穏やかな環境の中で、家族に愛されながらのびのびと育ったようです。
インタビューでも「家族とすごく仲がいい」と語っており、芸能界という不安定な世界に足を踏み入れた今も、家族の存在は大きな支えとなっているそうです。

お兄さんとの仲良しエピソード
鈴鹿さんには2歳上のお兄さんがいます。
兄弟仲はとても良く、小さい頃から一緒にゲームをしたり、映画を観たりして過ごしていたそうです。
俳優デビュー後も、テレビに映る鈴鹿さんを見て、照れながらも応援してくれているとのこと。
「兄はあまり多くは語らないけど、ちゃんと見てくれてるなって思う瞬間がある」と鈴鹿さん。
兄弟ならではの“言葉にしなくても伝わる”絆が感じられるエピソードですよね。

両親の支えと感謝
芸能界入りを決めた高校時代、上京を迷う鈴鹿さんに対して、ご両親は「自分がやりたいと思うなら、挑戦してみたらいい」と背中を押してくれたそうです。
特に母親とは仲が良く、上京後もたびたび連絡を取り合っているそう。
あるインタビューでは、「忙しいときでも、母のLINEにふと癒やされることがある」と語っていました。
離れて暮らしていても、変わらず見守ってくれる家族の存在が、鈴鹿さんの心の支えになっているんですね。

初任給でプレゼント!母への感謝のカタチ
芸能界デビューを果たした鈴鹿央士さんが、初めて給料をもらったときのこと。
一番にしたことは——母へのプレゼントでした。
なんと、初任給でお母さんに「財布」をプレゼントしたというエピソードがあるんです。
「今までずっと支えてくれたから、何か恩返しをしたくて」と、当時のインタビューで照れながら語っていた鈴鹿さん。
その言葉には、母親への深い感謝と、彼のまっすぐな気持ちがにじみ出ていました。

上京後も欠かさない“連絡”という親孝行
高校卒業と同時に岡山から東京へ上京した鈴鹿さん。
生活がガラリと変わった中でも、母親とのやりとりは変わらず続いているそうです。
「たわいもないLINEを送り合うだけでも、どこか安心できる」と語る彼。
特別なことをしなくても、こまめな連絡こそが、彼なりの“親孝行”なのかもしれません。
また、仕事が一段落したタイミングでは実家に帰省し、地元で家族と過ごす時間を大切にしているとも話しています。
多忙なスケジュールの中でも、家族との時間を優先する姿勢が素敵ですよね。

息子の活躍に涙——家族との絆
映画『蜜蜂と遠雷』での鮮烈な俳優デビューを果たし、数々の新人賞を受賞した鈴鹿さん。
その受賞が決まったとき、母親は感動で泣いてしまったそうです。
そんな母の姿を見て、「少しは恩返しができたかな」と感じたという鈴鹿さん。
その言葉に、家族を大切に思う気持ちが詰まっていて、じんわりと心に沁みます。

家族を大切にする姿勢が人柄にもにじむ
鈴鹿央士さんの落ち着いた雰囲気や、相手を思いやる優しさは、きっと家族との温かい関係の中で育まれたものなのでしょう。
彼のインタビューを見ていても、言葉の端々に家族へのリスペクトが感じられます。そんな家庭で育ったからこそ、どんな役にもまっすぐに向き合える、芯の強さがあるのかもしれません。
鈴鹿央士さんの演技に惹かれる理由のひとつは、彼の“人としての魅力”にあるのではないでしょうか。家族への想いを大切にする姿勢が、彼の表現をより深く、あたたかいものにしているのかもしれませんね。






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