きただにひろしさん(本名:北谷 洋)は、1968年8月24日生まれ、山口県萩市出身の歌手です。
幼少期には、ギターを始めた兄と共に音楽に親しみながら育ちました。
家族構成
プライベートに関しては、結婚しており、娘さんが一人いるとファンの間で噂されています。しかし、これらは公に確認された情報ではなく、詳細は明らかにされていません。
音楽キャリアの始まり
高校を中退後、上京して音楽活動を開始。1994年11月には、3人組ユニット「STAGGER」のボーカルとしてシングル「愛を今夜届けに来たよ」でメジャーデビューを果たしました。
ソロアーティストとしても活動を展開し、1999年4月にはロックバンド「LapisLazuli」に加入しています。
その後、いくつかのバンドやユニットを経て、OVA『め組の大吾』のエンディング主題歌「Red Darkness」でアニメソングの世界に足を踏み入れました。
1999年には、テレビアニメ『ONE PIECE』の主題歌「ウィーアー!」を担当し、アニソンシンガーとしての地位を確立しました。
きただにさんは、この”ONE PIECE”との出会いを、こう語っています。
「「1994年にJ―POPの3人組ユニットでデビューして、それから売れず。レコード会社から戦力外通告を受けて」と回想。「どうしようかと思ってた時に仮歌の話がくるんです」と、作曲家が作った曲のイメージを共有するために仮で歌を吹き込む“仮歌”の仕事が舞い込んできた。
少年ジャンプで一番人気がある漫画がアニメになると説明を受け、『コンペに出すからちょっと歌ってくれねえか』と依頼を受けたことがきっかけです。
「その仮歌がそのままこの人でよくない?ってことになったんですよね」とそのまま採用されたと明かしました。
そして、この作品と出会えたことを、きただにさんはこのように語っています。
「最初の頃は『ONE PIECE』の原作を読んでいなかった二人が「ウィーアー!」と「memories」を歌っていたんですけど、二人とも今は『ONE PIECE』愛に溢れていて、ファンというより『ONE PIECE』の一味になっているつもりです。『ONE PIECE』という作品に関わることができたおかげで、世界のいろいろなところに行けたというのが一番だと思っています。アニメはもちろんなんですけど、インターネットが普及したおかげでもあります。今は世界中で曲も聞けて、覚えてもらえるから、海外へ歌いに行っても会場のみんなと一緒に歌って、大合唱になるんです。世界中で歌わせてもらって、会場のファンを目の当たりにして、「これほど認知されているんだ」と改めて感じています。」
その後も、『仮面ライダー龍騎』のエンディングテーマ「Revolution」や、『魔弾戦記リュウケンドー』のオープニングテーマ「魔弾戦記リュウケンドー」など、数多くのアニメや特撮作品の主題歌を担当しています。
2002年には、スーパーアニソンユニット「JAM Project」に第2期メンバーとして参加し、日本だけでなく世界各国のアニソンイベントに出演するなど、アニソン文化の普及に貢献しています。
近年では、2024年1月24日に『THE FIRST TAKE』で「ウィーアー!」を披露し、話題を集めました。
健康
2017年8月には突発性難聴を発症し、一時は療養を余儀なくされましたが、その後回復し、現在も精力的に音楽活動を続けています。
芸能界での評判
きただにさんは、アニメソング歌手として高い評価を受けており、特にテレビアニメ『ONE PIECE』の初代オープニングテーマ「ウィーアー!」を担当したことで、その名は広く知られるようになりました。
この楽曲は、アニメファンのみならず、多くの音楽ファンから支持を集めています。
また、JAM Projectのメンバーとしても活躍しており、アニメソングのライブイベントや制作において、その存在感を示しています。
これらの活動を通じて、きただにさんはアニメソング界における実力派アーティストとしての地位を確立しています。
その他の活動
ソロアーティストとしても精力的に活動しており、2008年にはファーストソロアルバム『R-new』をリリースしています。
さらに、2011年には12年ぶりとなる『ONE PIECE』の新オープニングテーマ「ウィーゴー!」を発表し、ファンからの熱い支持を受けました。
これらの活動から、きただにひろしさんはアニメソング界において長年にわたり活躍しており、その実力と人柄から高い評価を受けています。
また、2025年にはデビュー30周年を迎え、記念アルバム『ONE PIECE COVER SONGS~仲間の印×~』(2025年3月26日発売)のリリースや、記念ライブの開催が予定されています。
さらに、2025年2月には「みちのくアニソンフェス2025~Eastern Gale」に出演するなど、精力的に活動を続けています。
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